メガカイロスは強い

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【トリプル】バンギラス


僕がトリプルバトルで最も好きな一般枠であるところの、バンギラスの魅力についてお話しします。

数値が高すぎる


世界でもっとも美しいダメージ計算のひとつ。かつて精霊プレートニンフィアを使って大陸を統一したとされる中国の皇帝は、家臣にこのダメージ計算をさせた後、「眼鏡大声且つ蛮鬼を倒せず。況んや精霊板大声をや」との言葉を残し、命を絶ったと言われる。

トリプルバトルは3方向から攻撃を受ける可能性があること、
また、トリプルバトルがサイクルを回しやすいルールと言えども、シングルバトルに比べれば、役割対象以外のポケモン*1と打ちあうことも多くなるため、基本的に能力値は高いほうがよい。

そこで砂補正込みの意地ASバンギラスの実数値

175-204-131-*-180-113

は?何もかも高い。


参考までに努力値を1260振ったオニドリルの実数値を貼ります。

172-156-117-*-113-152

傷つく事は恐くない だけどけして強くない
ただ 何もしないままで 悔やんだりはしたくない
Here we go! go! 走り続ける 誰にも止められはしない
未来の自分へと Give a reason for life 届けたい

晴れに対して非常に強力なカードとなる

いきなりですが、4世代GSについて。
このルールにおいてとても強力なポケモンの1体として、グラードンが挙げられます。

物理方面の数値がとても高く、ひでりで水弱点を克服できる、とても優秀なポケモンですが。
バンギラスが、グラードンの対策として機能していたことをご存知ですか?

岩タイプのバンギラスが地面タイプのグラードンの対策になるわけないやろwとお考えの方も多いと思われますが、実例を挙げてみます

天候:晴れ

vs

水技通らなくて、ワロタ。

天候:晴れ→砂

うわーーーーーーー!!!!!!!!!!!!
vs

水技おいし〜

このように、天候を奪うことで相手の晴れによる水耐性を奪うことができるバンギラスは非常に重宝されました。

これに近いことはトリプルバトルでも可能であり、メガリザードンYキュウコンに対して後投げするだけで相手の火力を下げ、水耐性や晴れシナジー(チェリムなど)を奪うことができるバンギラスは、対晴れの面においては非常に信頼度の高い性能を持っているといえるでしょう。
また、グラードンと違ってメガリザードンYキュウコンバンギラスにタイプ相性上でも不利なのは大きいです。
水+バンギラスの並びは神。

砂ダメージによるスリップダメージ

5ターンのすなあらしによって、3体合わせてHPの15/16を奪うことができます。ただでさえ高い攻撃力がさらに高く感じられます。
但し、自分のポケモンも砂ダメージを受けることは留意しておきましょう。
いるだけで低レベルがむしゃらとかいう不快な初見殺しポケモンにある程度耐性が付くのもえらい(ココドラとかにはよわい)

痒いところに手が届く耐性

ノーマル、ほのお、ひこう、あく、ゴーストといったついつい通りがちなタイプに耐性を持っています。
また、砂補正によりDが異様に高いので、実質的にでんきやこおりやドラゴンにも耐性を持っていると言え、ぶっちゃけラスターカノンやだいちのちから程度は余裕で耐えるので鋼や地面にも耐性を持っているみたいなものでしょう。これがバンギラスタイプと揶揄される理由です。

いわなだれでズルが可能

僕自身、普段から積極的にポケモンをプレイしているプレイヤーではなく、またトリプルバトルは初心者程度の経験しかなく、論理的思考も苦手なため、プレイングの面においては他のプレイヤーに劣っていると考えています。
それを補ってくれるのがいわなだれによる怯みであり、鉢巻を持つと二発で並耐久のポケモンは死ぬ火力のいわなだれで怯みを引いた時のアドバンテージは並大抵のものではなく、ニンフィアなどの他の高火力全体技持ちに比べ実践値が非常に高いです。
運ゲ乙*2と言われるかもしれませんが、とにかく、10割負ける試合を8割負けに変えられるのはとてもえらい。

あく打点

クレセリアニャオニクスをはじめとしたサポーターポケモンエスパータイプやゴーストタイプが多いのでつよい


どうですか皆さん、バンギラスが使いたくなってきたでしょう?
というわけで、バンギラスのクソな部分を上げていきます。

弱点タイプが終わっている

じめん、くさ、かくとう、むし、はがね、みず、フェアリー。多すぎる!こんなん補完できるわけないじゃん。

じめん:気をつけないと一貫しがちなタイプ、ついでに味方が若干地震を押しにくい。
くさ:くさむすびが痛い
かくとう:4倍弱点故にあらゆる対面で即死の危険性を孕む。威嚇枠がガルーラに打つ格闘技がついでに刺さる。ねこだまし持ちは半分くらい格闘タイプ。
むし:とんぼがえりがすげえ痛い
はがね:ハッサムとかいう謎ポケモンに殺されるのが不愉快。プロのギルガルドは水タイプに交代読みでラスターカノンを打ってくる
みず:一貫すると死亡!
フェアリー:一貫すると死亡!

タイプ相性上、メガ枠に不利な相手が多い

特にけたぐり持ちが非常に多いメガガルーラはどうだんでどこからでもバンギラスを処刑してくるメガカメックス、岩耐性悪耐性とタイプ相性が終わっているメガクチートの3体が鬼門。強メガ枠として有名な、メガリザードンYメガボーマンダには間違いなく有利気味なのだが他が厳しい。

構築に必要な要素を満たしにくい

つまりカポエラーのような偉さはないのである。ねこだましもS操作も威嚇もワイドガードもない。構築を組む際に、一体目にバンギラスを置かないと、なかなか入ってくることがなさそうなイメージ
ただしすなおこしによる独特な便利さ(対晴れ、対襷…特に低レベルがむしゃら)はあるので、仕事をしにくいわけではないのだが。



構成について

バンギラスを使うのが初めてなら、やはり王道を往く鉢巻型がお勧めである。

意地or陽気 AS252@鉢巻or珠
いわなだれ かみくだく 選択肢 選択肢


性格について:キリキザンへの殺意で選択する。いじっぱり推奨。キリキザンが憎いなら陽気にするとよい。キリキザン死ね

いわなだれ:タイプ一致メインウェポン。ひるみもありつよい
かみくだく:一貫技として、なだれ外しをケアする時、ワイガをケアする時に打つもう一つのメインウェポン。

選択肢
けたぐり:キリキザン死ね
ばかぢから:キリキザン死ね
ストーンエッジワイドガードを避けながら飛行を殺せるが、そこまで遂行を急ぐ必要性は薄いと思うのでかみくだくで足りている気はする。ファイヤー、サンダー、ウルガモスなどの触れたくない相手をワイガケアしながらキルしたり、ニンフィアなどの悪耐性持ちをガッツリ削るのに使えるだろう。威力だけで言えば強いが外しが怖い
アイアンヘッドニンフィアを強く意識するなら。わりと最後の対面で打つ(序盤中盤は威嚇が怖いのでなかなか打てない。)
れいとうパンチ:ポケモンが上手い人間は霊獣ランドロスへの交代が見える。飛行タイプに抜群なので結構打ちやすい
つばめがえし:対角に届くので詰めの場面で役に立つかもしれない。一応格闘への打点に。
ほのおのパンチ:穂乃果のパンツでほのパンだなんてはしたないですよ、ことり
おいうち:http://reiruimairu.hatenablog.jp/entry/2015/09/05/163954
まもる:使い道は多岐に渡る。どこからでも弱点技が飛んでくる、火力的に放置もされにくいので腐りにくい。珠なら持っておきたい。








えと、最後に宣伝なんですけども、あのー、ptrstが普段あのー『メガカイロスよりは俺の方が強い』という名前のブログで、えー、バンギラス入りの記事などなど、上げておりますので、もしよければ、そちらも是非見ていただければなんて思います*3
pclst102.hatenadiary.jp
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追記:
水打点、水耐性、フェアリー耐性っていうバンギラスと並べるためみたいなポケモンを発見したので、レートでも使わせて欲しい

さらに追記:
水打点、水耐性、フェアリー耐性をワイドガードで擬似的に満たし、追い風まで使えるポケモンなんているわけないやろwwwwww














おわり。

*1:僕が一番好きな日本語「フーディンラグラージに役割を持てず、ラグラージフーディンに役割を持てないため、フーディンくさむすびは不要」

*2:死語

*3:どちらの構築も前述の水+バンギラスの形になっており、対晴れをすごく意識していることがわかると思います。リザードンメガシンカするまではバンギラスを投げられないので、炎耐性のハリテヤマで凌ぐ形。見てお判りのようにニンフィアを馬鹿にしきっておりトリプルバトルを冒涜しているようだ。