メガカイロスは強い

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【単体考察・構築記事】オドリドリ(ぱちぱちスタイル)【アローラダブル】

パチリストです。
今日はアローラのパチ枠、オドリドリ(ぱちぱちスタイル)の考察をします。今までのクソ単体考察記事と違って至って真面目な記事です。クソ記事が読みたい人は【単体考察】オニドリル - メガカイロスは強いとか読んでください。オドリドリとオニドリルって名前が似ていますね


オドリドリ(ぱちぱちスタイル)ってどんなポケモンなの?

でんき・ひこうタイプのポケモンで、サンムーンのマスコット電気枠である。トゲデマルはコイル枠でありマスコット枠ではないため、ピカチュウパチリスデデンネと比べるべきはこいつである。

H A B C D S
オドリドリ 75 70 70 98 70 93

 数値は低い。極めてぱっとしないステータス。100を超える種族値が一つもないというのは悲しみしかない。オニドリル君ですらS100なのに

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でんき・ひこうというタイプから、往年の強ポケモン、サンダーやボルトロスと比較されがちである(アローラダブルにはサンダーボルトロスはいないため、比べる必要はないのだが)が、以下に述べる特徴から、全く違う強みを持ったポケモンと言って良い。

強力な特性「おどりこ」

オドリドリは、これまでどのポケモンも持っていなかった新しい特性「おどりこ」を持っている。「おどりこ」の特性によって、おどりの技を場のポケモンが使うと、オドリドリも同じ技を直後に出すことができるぞ!

公式サイトより引用

おどりこは、オドリドリの大きな特徴で、「○○ダンス」「○○のまい」といった技をコピーすることができる特性。
ダブルバトルでは、横のポケモンが「ちょうのまい」をすると、それに反応してオドリドリも「ちょうのまい」をすることができる。当然そのターンはオドリドリ自身も行動可能であり、Cが上がった状態で攻撃ができる。この「1ターンに複数回行動できる」動きはオドリドリにしか出来ない。使いこなせば、まもるをしながら蝶舞を積む、といったズルムーブも可能。また、相手のちょうのまいりゅうのまいをコピーするため、竜舞ギャラドスにクッソ強い
ちなみにこの特性、今までにない効果すぎて、まだ検証すべき仕様が多いのだが、その辺はオドリドリのプロがまとめてくれている。あと検証結果をツイットするとオドリドリ使い、通称オドリストからのふぁぼRTが貰えるので、ツイッターオタクはやってみてほしい。

sanbashinyaru.hatenablog.com
↑くわしい

電気技が弱い

これはオドリドリの弱点なのだが、電気技がめざめるダンス(とめざパ)しかない。10まんボルトやかみなり、でんじは、ボルトチェンジ、エレキネットといった便利な技は覚えない。
ちなみに、めざめるダンスは威力90、命中100のノーマル特殊技で、技のタイプは自分のタイプ1と同じになるというもの。オドリドリはスタイルによってタイプが変化するため、それぞれのタイプに合わせた一致技になるということなのだが、元のタイプがノーマルなせいでデンキZに対応していない。電気高打点を出しにくいのは弱点といえる。

浮いてる

アローラダブルにおいては、じめんの一貫を切れることは重要である。ただし、電気タイプなのにエレキフィールドの恩恵を受けられないのは弱いところである。

強力な飛行打点を持つ

正直、おどりこ以上にオドリドリの長所である。電気技が乏しい代わりに、ひこうタイプの技はかなり充実していて、エアスラッシュ、フェザーダンス、おいかぜぼうふうを覚える。
おいかぜは言わずもがな、ダブルバトルでは強力なサポート技である。アローラダブルでは、使えるポケモンはそれなりに希少。ちなみにペリッパーから遺伝可能です。
ぼうふうは、非常に威力の高い飛行打点。低い命中率は雨や、Z技にすることで補うことができ、補正有Zぼうふうはガラガラを確殺できるため、ガラガラで電気を受けようという構築に対して、かなり刺さっている。環境がオドリドリに優しい。

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↑完全にエサ



というわけで、そんなオドリドリの入った構築を組んでみたぞ。

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個別解説

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ガブリアス@ジメンZ ようき さめはだ
191(60)-166(124)-116(4)-*(↓)-114(68)-169(252↑)
じしん/どくづき/ほえる/まもる

【アローラダブル】ガブリアス - メガカイロスは強いで紹介した。オドリドリの横に置くポケモンとして、じしん持ちかつおいかぜ下で活躍できる程度のA、Sの高さを持つポケモンとしてガブリアス
謎の耐久調整が施されているが、正直ASでいいと思う。ただし火力が足りないと思ったことは現状ないためこのままにしている。

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オドリドリ@ヒコウZ おくびょう おどりこ
175(196)-*(↓)-106(124)-131(100)-91(4)-136(84↑)
めざめるダンス/ぼうふう/おいかぜ/まもる

H:16n-1
HB:182ガブリアスのダブルダメ岩雪崩2耐え
S:ちょうのまい一回で準速フェローチェ抜き

謎の耐久調整オドリドリ。ちなみに僕が育てた6体目のオドリドリ。後述するコンボでちょうのまいを積んでもB方面は硬くならないため、HBにかなり厚く努力値を回した。耐久にちょびっとだけ振ったサンダーくらいの物理耐久がある(サンダーの耐久はテラキオンより低い。これ豆な)
ガブリアスの横でおいかぜしながら、ガブリアスの苦手なテッカグヤやギャラドスに打点を持てるポケモンはこのルールではこいつくらいしかいない。
後述のフェローチェがちょうのまいを1回するだけで、舞アタッカーが2枚並ぶため制圧力が高い。
サポーターとしても、エースとしても強力な、今までにない新感覚のポケモン

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フェローチェ@きあいのタスキ ひかえめ ビーストブースト
CS
ちょうのまい/むしのさざめき/きあいだま/れいとうビーム

多分フェローチェのことを最強のサポーターと呼んでいるのは俺くらいしかいないと思うが、オドリドリのおどりこ発動のためのちょうのまい要員である。
ちょうのまい要員の中では最速なため、相手の特殊アタッカーより先にちょうのまいを積めるのが強み。最低限の殴り性能もある。

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カプ・テテフ@こだわりスカーフ おくびょう サイコメイカー
CS
サイコキネシス/ムーンフォース/マジカルシャイン/かみなり

フェローチェ及びオドリドリが先制技で死ぬことを防ぐためのフィールド要員である。カプ・コケコ、キュウコンあたりの処理を一任しているためスカーフ型にしているが、おいかぜと相性のいい眼鏡型や、フェローチェやオドリドリにじこあんじを撃つ型も一考。スカーフカイオーガみたいで強いと思った(小並感)

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メタグロス@こだわりハチマキ いじっぱり クリアボディ
HD
しねんのずつき/いわなだれ/かわらわり/バレットパンチ

氷耐性がガバガバなため鋼タイプを投入。メタグロスが倒したいポケモンは全員特殊ポケモンなのでHD振り以外はありえない。しねんのずつきがカプ・テテフと高相性で、Aに振ってないのにバカみたいな火力が出る。かわらわりはフェアリーを意識したコメットパンチだったが、どうせカプ・テテフにもしねんを押すため、オーロラベール意識のかわらわりにした。

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ギャラドス@オボンのみ ひかえめ いかく
CS
ハイドロポンプ/だいもんじ/ちょうはつ/あまごい

晴れパーティが重い、威嚇が1枚は欲しいためあまごいギャラドス。あまごいはオドリドリ、カプ・テテフ・メタグロスシナジーする必須技。害悪及びトリルに対して刺していくちょうはつ(ほえるでも良いが、ガブギャラでほえる2枚は知性を疑われそうなのでやめた)、鋼に打点が乏しい構築なのでだいもんじを入れて特殊型にした(カミツルギにどや顔していけ)。命中不安定に目を瞑れば想定以上の活躍を見せてくれた。


選出

基本は
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先発フェローチェ/オドリドリ
後発ガブリアス/カプ・テテフ

初手ちょうのまい+おいかぜor殴るorまもる
フェローチェが落ちた場合CDSが上昇したオドリドリ+ガブリアスで制圧
フェローチェが生き延びた場合CDSが上昇したポケモンが2枚並んで制圧
最後にカプ・テテフで〆
2Z選出が基本選出になっているあたり、6世代から続く2メガ病を感じずにはいられない

トリル及びスイッチトリルっぽい動きが見える場合、

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先発フェローチェ/ガブリアス
後発オドリドリ/カプ・テテフ

が基本となり、
ガブリアスがトリラーに吠えるか、相手がトリル選出していない場合ガブリアス→オドリドリに引きながらフェローチェでちょうのまいを押す。

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キュウコン入りにはメタグロス、晴れにはギャラドスを絡めて選出する。

ちなみに、パーティ内のテッカグヤ、及び(ギャラドス+ガラガラ)の自然な処理ルートを敢えてオドリドリのみにしているため、これらのポケモンが見えた場合オドリドリは確定選出となる。そのため、オドリドリの選出率は8割を超える

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シーズン序盤で人口が少ないとはいえ、レート1700、順位100位は超えることができたため、可能性を感じられる程度の強さはあるのではないだろうか。レートが特殊環境であることや、一度舞ったオドリドリがそれなりの耐久+電気打点+ガラガラへの打点を持っているため、現在のレートにやたら多いギャラドス+ガラガラ系のパーティに対して大幅有利が取れるのが素晴らしい。


まとめ

6世代の時は毎秒のようにパチリストさんってパチリス使わないんですね(笑)」と煽られ続けてきたため、7世代で好きになったポケモンはちゃんと使ってやろうと考えていた。
とりあえず、好きなポケモンがどんなに弱くてもレート1600くらいは達成しようと考えていたので、それ以上の結果が出て嬉しい。

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僕のオドリドリ愛好がオドリドリに関する釣りツイートでRTを稼ぐ」「オドリドリ合作の投稿」「主人公の配色をオドリドリにする」などかなり間違った方向に進んでいる中、真面目な方向でもよい成績を収められたので満足。