メガカイロスは強い

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【剣盾シングル】ダイマックス+じゃくてんほけん+ひこう技

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ポケットモンスター第8世代シングルの重要戦術である「ダイマックス+じゃくてんほけん+ひこう技」を語っていこうと思います。

概要

ダイマックスをすると、耐久が2倍になる。 つまり、2倍弱点を突かれても、実質等倍。 よって、弱点を突かれるとこうげき・とくこうのランクが+2となる「じゃくてんほけん」の効果が非常に発動しやすい。

また、ダイマックス中はひこうタイプの攻撃技が「ダイジェット」になる。 これは、攻撃するだけですばやさがランク+1される、超威力の高いニトロチャージのようなもの。 じゃくてんほけんを合わせることて、AC2倍S1.5倍の最強モンスターを生み出すことができ、 全抜きが狙えるようになる。 とてもつよい。

すばやさについて

すばやさ種族値78以上のポケモンは、「ダイジェット」1回で最速ドラパルトを抜くことができる。 S78を「人権ライン」と呼ぶ。

また、すばやさ種族値96以上のポケモンは、「ダイジェット」1回で最速「こだわりスカーフヒヒダルマを抜くことができる。 「ダイジェット」を強く使えるひこうタイプのポケモンは、だいたいヒヒダルマに弱点を突かれるので、ここのSラインは大切である。 S96を「ゴリライン」と呼ぶ。

ダイマックス+じゃくてんほけん+ひこう技」の使い手

ギャラドス

種族値:95-125-79-60-100-81 (540)

孵化歩数が少ないため、誰でも育てているポケモン。 ゴリラインには届かないものの、S81はギリギリ人権がある。 今作は「パワーウィップ」を習得するなど、露骨に強化されている。 とくせい「じしんかじょう」もあるため、場合によっては「じゃくてんほけん」がなくても全抜きが可能と思われる。というか、ラムのみやソクノのみ、するどいくちばし等を持ったほうが活躍できると思われる。 とくせい「いかく」で実質の物理耐久を底上げしたほうが、「じゃくてんほけん」発動時の被ダメージを抑えられて良いかもしれない。

どうやら世間ではこいつが最強の「ダイジェット」使いだと思われているらしいが、実はそんなでもない。 ギャラドスよりも強い「ダイジェッター」あるいは「ダイジェッティスト」は存在する。

リザードン

種族値:78-84-78-109-85-100 (534)

チャンピオンも愛用している、第8世代ひいてはシリーズ全体を代表するポケモンダイジェッター四天王の一角。 強みとしては

  • ゴリラインを超える素早さ
  • とくせい「サンパワー」と「ダイバーン」が好相性
  • 「サンパワー」のスリップダメージはもともとのHPを参照するため、ダイマックスでHPを増やせばローリスク
  • 「ダイバーン」ではれ状態になればみず技が怖くない、でもじゃくてんほけんは発動するのでACアップ
  • 現在のランクマッチでは使用できないが、キョダイマックスが待っているのもやばい

が挙げられるだろう。

4倍弱点があるため、ダイマックスしても耐えられない攻撃があることはマイナスポイントである。

トゲキッス

種族値:85-50-95-120-115-80 (545)

シリーズを通して弱かった世代が一つもないポケモンダイジェッター四天王の一角。

  • 合計種族値545でAが50しかないという種族値配分の良さ
  • 4倍弱点なし
  • サブウェポン超豊富。「マジカルフレイム」で満足するフェアリーポケモン共をあざ嗤う「だいもんじ」が特にやばい
  • とくせい「てんのめぐみ」は確定で追加効果の発動するダイマックスわざと組み合わせてもあまりおいしくないが、ダイマックス切れたあとも強いという意味では強力
  • 「ダイジェット」でSを上げれば実質スカーフエアスラキッス
  • じゃくてんほけん」+「バトンタッチ」も狙えてアホ
  • 「げんしのちから」でヒートロトムを殴りながら20%の確率でソウルビート

弱点は「すばやさがゴリラインに届かない」程度しかないため、おすすめの一匹。

ウォーグル

種族値:100-123-75-57-75-80 (510)

とくせい「まけんき」が優秀なポケモンで、過去作で(主にダブルであるが)結果を残している鳥。 ダイジェッター四天王の一角。

第8世代シングルにおいてはミミッキュの「かげうち」無効が非常に優秀で、ダイジェットですばやさを上げても先制技で死ぬ・・・を防ぐことができる。 4倍弱点もないため、「すばやさがゴリラインに届かない」ことを除けば有能。 ちなみに第8世代にノーマル・ひこうの最終進化ポケモンヨルノズクケンホロウウォーグルしか存在しない。 つまり、誰もゴリラインに届いていないのだが、今作にオニドリルがいたら「ゴリラインかつかげうち無効つええええええwwwwwwwww」と騒がれていた可能性がある。惜しい。

ルチャブル

種族値:78-92-75-74-63-118 (500)

ダイジェッター四天王の一角。

なんといってもとくせい「かたやぶり」。ミミッキュの首を折る必要がない。「アイアンヘッド」を覚えるため、対ミミッキュは”起点”である。

また、ゴリラインを超えている素早さ、4倍弱点がない点も安定感があってよい。 (4倍弱点なしでゴリラインを超えているひこうタイプはルチャブルシンボラーココロモリしかいない) メインウェポンも「インファイト」で威力が高く、「つるぎのまい」「ちょうはつ」「バトンタッチ」「アンコール」と補助技も優秀である。 弱点は「ダイジェットに弱い」程度か(もちろん、相手の「ダイジェット」を耐えることができれば、「じゃくてんほけん」のトリガーとなるが)

ちなみに最速+1ルチャブルは準速すなかきドリュウズと同速である。 今後、準速よりも遅いすなかきドリュウズを入れた構築を見たときは、「こいつもしかしてドリュウズの配分を情報操作して、次はルチャブルを使おうとしてるんじゃね?」と疑うべきである。

番外:ココロモリ

種族値:67-57-55-77-55-114 (425)

ダイジェットの神。

とくせい「たんじゅん」によって「ダイジェット」するとS2段階上昇。 「じゃくてんほけん」発動でAC4段階上昇。 こうして威力200の「アシストパワー」が打てる。これおかしいだろ

だが、実は「たんじゅん」は夢特性で、しかも現状夢コロモリの入手報告がないため、現状おそらく入手不可能。 ココロモリのマックスレイドバトルは普通に存在するため、「ダイジェットココロモリが強すぎる」ことをケアしたゲーフリが、夢ココロモリの出現を無効にした疑いがある。 ちなみにココロモリ以外の「たんじゅん」ポケモンはガラル図鑑に存在しない。こうして「たんじゅん」「ついばむ」ビーダルは闇に葬られた。

その他

量が多いので雑に

アーマーガア

Sが人権ラインにないものの、タイプ、種族値、とくせいどれも一級品である。 ガラル地方の空には、アーマーガアにかなうポケモンはいないとされており、颯爽と空を飛ぶ姿を見ることができる。戦いを挑んだポケモンは、鋭い眼光と鳴き声に恐れをなして逃げ出してしまうともいわれる。

スピンロトム

でんき・ひこうタイプはタイプが優秀すぎて弱点を突かれないのが気になる。 「じゃくてんほけん」以外の持ち物でよくないか。

ドラパルト

速すぎて早すぎた埋葬になった

フライゴン

ゴリライン・攻撃範囲最強クラス・ガブ不在・ランド不在と今作のフライゴンは強すぎる。 ダイマックスフライゴンが6世代ではかなわなかったメガシンカといっても過言ではないだろう。

サザンドラ

ゴリライン・ウェポンの広さ・ACの高さから、かなり可能性を感じている。 このポケモン、「ゲップ」も含めてダイマックスとシステム上の相性がかなりいいですね。

カラマネロ

「つつく」「じゃくてんほけん」「あまのじゃく」カラマネロが最強 そう信じて100体マーイーカを産んだあたりで過ちに気付いた

ゴルーグ

そらをとぶゴルーグがガチで強いの、ビクティニと黒き英雄ゼクロム/白き英雄レシラムファンにはたまらないでしょ

余談:剣盾のバランス調整について

実はゲームフリークも「ダイジェット」のことをやばいと判断しているのか、今作は7世代以前からひこう技を没収されたポケモンが複数存在する。

「つつく」マンムー

ポケモンやツノ持ち、キバ持ちポケモンの基本ウェポンである。 「つつく」を没収された最終進化ポケモンは、マンムーのみである。 実は、第4世代で初登場してから、マンムーが「つつく」を使用できない世代はひとつもなかった。 そんなマンムーの代名詞というべき「つつく」を没収するとは・・・。 開発チームが対戦環境の健全化を重要視していることがわかる、

「つばめがえし」バンギラス

ポケットモンスタールビー・サファイアで初登場、それ以来常にわざマシン40を飾っていた「つばめがえし」だが、 なんと第8世代ではわざマシン・わざレコードともに廃止されている。 覚えるひこうタイプの攻撃技が「つばめがえし」しかなかったポケモンも多いため、影響は大きい。 なんといっても、ガチ環境でも対キノガッサ・対ローブシン・対ヘラクロスを意識しての「つばめがえし」持ちが一定数いたバンギラスは大きな影響を受けたポケモンだ。

ちなみに剣盾のわざマシン40は、「つばめがえし」と同じく必中技の「スピードスター」である。 回避率UP対策の汎用技は残しておきたいが、ひこう技はまずい!という開発の意図が読み取れる。

おまけ

ダイマックス じゃくてんほけん ひこう技

松尾芭蕉

以上