メガカイロスは強い

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マルチバトルで交流会を盛り上げよう

マルチバトルへの誹謗中傷をメインとした記事です。
世界で一番マルチバトルが嫌い。

マルチバトルは敗因が隣の人になる

マルチバトルは対戦です。つまり、ゲーム内で決着が付きます。勝敗があります。
勝っている間は良いですが、負けた時、人は敗因を追及します。

ポケモンというゲームにおける敗因は「運が悪い」「俺が下手」の2種類しかありません。
しかし、マルチバトルは「隣が下手」が加わります。
「隣が下手」で負けた場合、そのプレイヤーは隣の人を憎みます。舌打ちなどで態度に表してしまうプレイヤーもいます。
そうなると、舌打ちしたプレイヤーは負けて不快。舌打ちされたプレイヤーは舌打ちされて不快。隣のプレイヤーとの関係は良くないものになります。これでは交流は深まらず、交流会全体としてもよくありません。

では、どうするのか?解決策を見ていきましょう。

解決策1:隣の人を憎むようなプレイヤーを参加させない

シンプル。おすすめの解決策です。
たかがポケモンバトルです。たかがポケモンバトルに負けた程度で舌打ちするような人間性の低い人物は、交流会に参加させない方がよいでしょう。そういった輩は、マルチバトル以外のルールでもなんらかの問題を起こすに決まっています。
不特定多数が集まる会ではおすすめできません。全員仲が良く、隣のガバで負けても許せるような身内同士の会ではおすすめです。
状況は限定されますが、この解決策が取れるなら一番理想的だと思います。

解決策2:競技性を高め、交流会→対戦会にする

これもおすすめの解決策です。
「たかがポケモンバトル」などと抜かすような甘えたプレイヤーだから、舌打ちされた程度で腹を立てるのです。
全員が真剣に勝つために取り組んでいるガチ対戦の場では、舌打ちされたら不快になる前に「今の俺の立ち回りが悪かった…すまん」という謝罪の気持ちが出てくると思います。

競技性を高めるには色々あります。上位者に景品を与えるとか良いと思います。

そもそもマルチバトルは一見簡単そうに見えて、ダブルバトルやマルチバトル特有の仕様と、それを利用した立ち回りが求められるシビアな性質のゲームとなっています。
「点棒沢山集めた奴が勝ちね。牌の文字読めるでしょ?ww」とだけ伝えられて、役の作り方も知らず遊ぶ麻雀が楽しいでしょうか。全員がゲームのルールと定石を理解しているからこそ楽しい遊びなのです。
一度に4人で遊べる、などといって、安易に親睦を深める目的で素人にやらせるべきではありません。




ここまでは、交流会でマルチバトルを行なったことのある人間であれば、誰でも知っている解決策であると思います。
ここからは、我流の独自の解決策を伝えていきます。

解決策3:競技性を極端に下げ、勝敗を無価値なものにする

つまり、「ゆびをふる色ジラーチマルチ」です。

そもそも勝敗が「ゆびをふる」によってのみ決まるため、ヘイトが隣や自分に溜まることはありません。敗因は「運が悪い」のみです。
また、プレイヤーも、観戦者も、「貴重な色違いのジラーチで、3世代限定技のゆびをふるを覚えていて、しかも4匹いる」というレアな光景が目的であるため、勝敗は二の次です。
ゆびをふる色ジラーチが入手しにくいことを除けば、おすすめの解決策です。

派生例:ムクホークマルチ


バトレボオフで行われている、初手をムクホーク@こだわりスカーフで固定したマルチバトル。
ムクホークは第四世代GSにおいて最強クラスのポケモンだが、「特定のブログによる情報操作」「KP0」「永遠に4位止まり」などネタにされている。
初手以外は制限がない普通のマルチバトルだが、「(前述のネタ要素によって)ムクホーク自体が面白い」「色マスボムクホークが4匹登場するレアな光景」「いかくのエフェクトが2分間続く」などの見所が目的であるため、勝敗は二の次である。
敗因も「自分が弱い」「運が悪い」「隣が弱い」ではなく「ムクホークが弱い」になる。コミュニティ内でのミームでヘイトを回避できる例。

解決策4:ヘイトを交流会運営側に向ける

「レベル1マルチ」は競技性も考察の余地もあり、マルチバトルの持つシビアなゲーム性を受け継いでいます。
負けた時、もしかしたら「隣が弱い」になるかもしれません。
しかし、本当に隣が悪いのでしょうか。「基本一発か二発で死ぬ」「オレンのみときのみジュースが強すぎる」「全員レベル1なので同速ゲー頻発」、このようなゴミゲーを「競技性も考察の余地もある」と評して持ち込んだ交流会運営のほうがもっと悪いのでは…?
それに気付いた時、隣への憎しみは笑いに変わっているはずです。

派生例:1on1マルチ
各プレイヤーのパーティが1匹ずつしかないマルチバトルでは、勝敗はマッチング運のみに依存します。
ヘイトを運・クソゲーを持ち込んだ運営に向けることができる上に、自分の推しポケを持ち込める交流要素もあるのでかなりオススメ。

※レベル1マルチの真にオススメな点は、「絶対に新規育成が必要」な点です。
単純なマルチバトルは、一切の考察を行わなくてもシングル・ダブルバトル用の育成済みが6体あれば参加できてしまいますが、
そのような態度はマルチバトル交流会を「全員が真剣に勝つために取り組んでいるガチ対戦の場」と考えている層からすると不満です。
しかし、「レベル1マルチ」は誰も育成済みを持っていないことが殆どですから、新規育成が必要となります。その際に全員が考察を行うはずです。
新たに考察を行いたくない層は、レベル1マルチには参加しなくなるので、棲み分けができます。そいつらには、マルチ企画と並行して通常のシングルバトルの大会とか、ポケカ大会とか用意してあげると良いと思います。
レベル1マルチは、新規育成が必要なレギュレーションとしては育成にかかる時間がきわめて短い(6体で長くても2時間!)ので、おススメです。

※※参加者の意欲を管理できることは、特殊ルールの一番の強みであり
参加者の意欲を管理することは、特殊ルール大会を開く者すべての義務であります。
当ブログには「2回進化するポケモンの3段階目一覧」という記事がありますが、参加者に考察と新規育成を強いて、会を有意義なものにする、という意味では「2回進化するポケモンの3段階目大会」よりも「2段階目大会」の方が良いでしょう。
「2回進化するポケモンの3段階目大会」ではろくに考察もせず、ボックスの適当な育成済みで参加するプレイヤーが多くなってしまいます。
「ろくに考察しないプレイヤーも参加していいじゃん」「参加者に負担かけたくない」と思うのであれば、そもそも特殊ルールをやめるべきですね。

※※※種族制限の特殊ルールを設ける以上、何よりも先に参加可能ポケモンの一覧を作り、「〇〇対策のポケモンみんな禁止だし〇〇一強のクソゲーになってしまうのでは」程度のチェックを行うのが普通だと存じますが、
大会の募集記事に参戦可能ポケモンの一覧が付いていなかった時点で、某運営はそもそも考察をする気があまりないとわかります。
ただ、これはこれで、「ガチ勢層に向けた大会ではない」「気楽な気持ちで参加してほしい」というアピールにはなるので、グッジョブです。

まとめ

一人でも交流に・もしくは対戦に真摯でないプレイヤーがいると、交流会は途端につまらなくなります。
ですが、これはその一人が悪いのではなく、そいつに望ましい態度で交流会に挑ませることができなかった運営が全て悪いと考えるべきです。少なくとも、運営側の人間はそういう覚悟を持つべきだと存じます。

また「交流はしたいが対戦はしたくない」「対戦はしたいが交流はしたくない」というプレイヤーが両方存在する会は微妙です。
運営の貴方が交流メインでやりたいのであれば「交流はしたいが対戦はしたくない」「交流も対戦もしたい」
貴方が対戦メインでやりたいのであれば「対戦はしたいが交流はしたくない」「交流も対戦もしたい」
というプレイヤーのみが集まるような空気作りをすることが、運営者の責務となります。
『対戦オフ』は基本的に「対戦はしたいが交流はしたくない」「交流も対戦もしたい」のみが集まるので非常に簡単ですが、
交流会を開催する場合は気をつけていきたい所存です。

次回→バトルロイヤルで交流会を盛り上げよう