【GBA上位制限ルール】ネオ工科大カビゴン反省会
第7回くどオフに参加。
ルールはポケットモンスターエメラルドを用いたシングル63
ただしカビゴン・メタグロス・サンダー・ゲンガー・ラティオス・ラティアスは1体までしか採用できない制限あり。
【後期GBA】工科大カビゴン - メガカイロスは強いを参考に、GBAで最も強い並びの一角である工科大カビゴン+ハピナス+サマヨールを基本選出とすることからスタート。
- 相手が物理アタッカーを3匹出してきた場合にハピナスが腐る。受け系の構築に対して物理アタッカーを3匹選出して、物理受けをつるぎのまいや爆発で処理して残りのアタッカーを通すというのはテンプレ的な立ち回りである。そのような相手にはカビゴン+サマヨール+物理受け という形で選出できるぞ!という圧力をかけたい。
- ノーマル2枚構成ゆえに格闘タイプがしんどい。キノガッサ程度はサマヨールで対処できるが、おにびが通らないヘラクロスやカイリキーやバシャーモは安定しない。
- ノーマル2枚構成ゆえに岩タイプが面倒。岩耐性持ちを採用しつつ、カビゴンをじしん型やなみのり型にしたい。
- カビゴン入りの常としてがむしゃらは面倒で、特にジュカイン・ラグラージなど、みがわり+がむしゃらはしんどい。サマヨールである程度は対応できるが・・・
- じわれカビゴンが止まらない。
- カビハピサマヨが役割重視というよりは有象無象に強いタイプのポケモンである。カウンターカビゴンは耐性がまったくないが、打ち合い性能は高い。ハピナスは特殊受け一辺倒に見せかけて、実はH振りゴローン程度の物理耐久があるため意外と誰とでも戦える。サマヨールも数値は微妙だが、鬼火のおかげで物理ポケモン全般と戦えるし、火力の低いポケモン全般をねむるプレッシャーで詰ませることができる。残りのポケモンも有象無象に強い構成で固めたほうが、今回のようなメタが読めないレギュレーションでは強いと思われる。
これらの課題を解決するためにマタドガス・レアコイル・ラグラージを採用。
パーティの色がまがまがしい
カビゴン@たべのこし
257-147-113-x-136-56 めんえき
のしかかり じしん カウンター じわれ
・のしかかりでH振りスイクンのみがわり割れる
・ヘラクロスの鉢巻かわらわり耐え
・無振りソーナンス+3(4振りソーナンス抜き抜き。サマヨール意識)
かえんほうしゃ→じしんにして物理に寄せた、ネオ工科大カビゴン。
ソーナンス・サマヨールの上からじわれを押せるのが強い。
エアームドが倒せないが、そこはレアコイルでカバー。
ハピナス@ピントレンズ
330-x-62-121-155-93 てんのめぐみ
れいとうビーム 10まんボルト めいそう タマゴうみ
・A205メタグロスの鉢巻コメット確定耐え
・補正なし全振り40族抜き
瞑想スイクンと瞑想ラティオスを考えると瞑想ピントレンズしかないだろう。
つまり攻撃技もスイクンに通る10まんボルト、ラティオスに通るれいとうビームに自ずと決定。
配分はよく知られているもの。
サマヨール@カゴのみ
147-91-188-x-151-56
シャドーボール おにび ふういん ねむる
・H全振り
・S4振りソーナンス抜きのカビゴン抜き
・A205コメット2耐え
相手のカビゴンとゲンガー対策が主な採用理由だが、
ねむる連打でいろんなポケモン詰ませられるのも偉い。特にキノガッサとバシャーモのPPを削るのが大得意。めざ霊キノガッサはお通夜。
マタドガス@せんせいのツメ
172-120-154-114-81-94
ヘドロばくだん だいもんじ めざめるパワー草 だいばくはつ
・A205コメット2耐え
・だいもんじでメタグロス2発
・S準速サイドン+2
(配分はオフ終了後考えたもの。実際にはのんきHacを使った)
2体目の物理受け(っぽい雰囲気を出して威圧する枠) 兼 格闘耐性 兼 みがわり対策。
だいばくはつがあるため、いわタイプのいない構築に対しては適当に選出しても最低限1:1交換はする。
1:1交換してしまえば相手のサイクルは崩壊するが、こちらのハピサマヨサイクルはもともと2体で回せるので問題ない、と試合を有利に進めることができる。
みがわりがむしゃら、みがわり加速バトンなどに対抗するためせんせいのツメを持たせた。ラグラージにも対抗するためめざ草も持たせる。
対のろいのないカビゴンもかなり安定しているため、工科大カビゴン対策としてもそこそこ
ただ、いわタイプの入った構築ばかりであったため(カビゴンの裏にメタグロスもゲンガーも採用できない環境では、ノーマル受けはアーマルドやレジロックになる)、めざ草→おにびのほうが良い。サイドンにはめざ草で良いが。
レアコイル@ラムのみ
157-x-115-154-105-108 じりょく
10まんボルト どくどく でんじは いばる
・準速ハピナス抜き
・残り特殊耐久
カビゴンからかえんほうしゃを切るために採用された。エアームドを狩る。
電気タイプだが、Sが低いため、スイクンには対面で不利。
エアームドがいない構築相手でも、電気技の通りが良ければ選出していた。ラティオスに使用制限がかかっているため、まともな電気耐性持ちが少ない。
相手がエアームドを選出してこなかった場合でも腐りにくい、状態異常特化型。
耐久ポケモンにはどくどくさえ入れておけばサマヨールのねむる連打でなんとかなるし、
でんじはは鉢巻ラグラージを動かしやすくする。いばるは電磁波撒いたあとの突破力を高める用。
めざパがほしいと思った対戦はなかったが、回復手段は欲しいことが多かったため、
持ち物をオボンにする、ねむねご型にする、などもよかったかもしれない。
ラグラージ@こだわりハチマキ
187-166-110-x-110-112
じしん いわなだれ のしかかり どくどく
・じしんでメタグロス1発
・鉢巻コメット2耐え
・準速
いじっぱり無振りガブリアスみたいなステータスで、弱かった。
参考 | H | A | B | D | S |
ラグラージ | 187 | 166 | 110 | 110 | 112 |
無振りガブリアス | 183 | 165 | 115 | 105 | 122 |
3-2で予選落ち(一応、予選ブロックでは3位で、2位のyasuさんと勝率はタイ)としょうもない戦績。
- スイクンの対策が不十分であった。スイクンを見ただけでハピナス+レアコイルの選出をほぼ強制されてしまう。
- 鉢巻ラグラージが浮いていて、かなり動かしにくかった。起点構築に出していけるため、じしんれいとうビームほえるねむる@ラム等の型がよかったと思われる。
- レアコイルを岩耐性に数えていたのが間違いであった。当たり前だがじしんで死ぬ。
- そもそもカビゴンの型選択が間違い。グロス+サンダー+ラティのような構築に対して何も考えずに初手に置けるのが工科大カビゴンの強みであり、グロスの裏にサンダーが、サンダーの裏にグロスがいないルールで選択すべき型ではなかった。
- わかっていたが、カビゴン+ヘルガーのような受け回しコンセプト否定形が無理。通常ルールでは、カビヘルのような「カビゴン+低種族値」はカビゴン+メタグロス+サンダーでだいたいひねり潰せるので、甘えていた。
以上です。